泡沫クイズ屋の覚書

クイズ、あるいは生活について

ベタ問はつらいよ

要約:いわゆるベタ問を強化しようとしてそういう問題集を読んだら想定より正解率が著しく低くて、モチベを失いかけた

 

クイズに関するあれこれを漁っていたら「STUの敗者復活(早押しオンリー時代)の1stStepの問題が座学に良い」という旨を言っている文書を見かけたので、手元に何故かある大量のSTUの問題集を覗いてみると確かに本戦より押し合いが激しくなりそうな、ペーパー未通過者に出題することを想定していそうな問題群になっていた。これは取り入れない選択肢はないと思い、早速2冊分くらい読んだ。

しかし得たのはデカいマイナス感情だった。過去に何度も触れたはずの問題は出力ができず、普通に聞いたことがない問題とかも出てくるし、あとちょいちょい昔の時事が出てくるのが面倒くさい。直前まで鬼のようにクイズを解くのが楽しかったはずなのに、途中から苦行にしか感じられなくなりすべてを投げうってドカ食いしてふて寝しました。

ドカ食い材料を買いに行く途中で何が嫌だったのか思考を逡巡させた。
・新しめの大会や企画の問題集であれば、それが新しめの問題なのかベタなのか区別がつかず、誤答を誤答として素直に受け入れられるが、「これはベタ問が集まっている」という前提で読むと、誤答が自分を責める理由になってしまう
・古い問題集だと、聞いたことがない問題を見た時に「こんなん最近出てくるのか?」という疑念が一瞬以上生じてしまい面倒くさくなってくる(クイズという遊びの性質上、おそらくそういう疑念は本当に不要)

過去にAnkiをやっていた時代も似たような感情を浴びて引退の要因になってしまったのを思い出した。「あなたがクイズに強くなるための本」という名著(著?)がある。この問題集は本当にすごくて、クイズ2年目の高校時代に少し読み込んで得た、クイズの世界が大きく広がった感覚は今でも鮮明に覚えている。そんな感覚があったのでもちろんAnkiに入れて回すことにしたのだが、誤答に対するネガティブ感情があまりにも大きくて耐え切れなくなった。

 

ということでベタからはほどほどに逃げていきたい。なんだこいつ自分の弱さを受け入れられてなくてダサいな~とお思いの読者の方もいるだろう。俺もそう思います。しかしクイズは義務ではない。モチベーションが下がりすぎてしまえば辞めるのはあまりにも簡単だ。自分のやりたいようにやるぞ